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迷惑メール・詐欺メールを実例で解説!
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mercari【重要:必ずお読みください】

件名: mercari【重要:必ずお読みください】


送信元 : no-reply@mercari.jp



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日付 : 2022/3/7 13:58:39


 
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件名を変えても中身はボロボロ! メルカリ詐欺の「ABテスト」現場

【みぬ犬の独自分析メモ】

これは2022年3月7日 13:58:39のアーカイブ検体です。

先ほど分析した同日 16:36受信のメールと比較すると、犯人の試行錯誤が手にとるように分かります。

  1. 【同日・別件名の攻撃(ABテスト)】
    • 13:58(今回): mercari【重要:必ずお読みください】
    • 16:36(前回): 「メルカリ」ご利用環境確認用ワンタイムURLのお知らせこの2通、本文は一字一句、完全に同じです(「こんにちは」から「名簿に追加」まで)。犯人は昼過ぎに「重要」という件名で送り、反応が悪かったのか、あるいは最初から計画的だったのか、夕方に「ワンタイムURL」というより具体的な件名に変えて再送しています。中身を変えずにパッケージ(件名)だけ変える、典型的なスパムの手法です。
  2. 【品質の「劣化」ミステリー】時系列で見ると不思議な現象が起きています。
    • 3/2:Paidyコピペ版(日本語は自然)
    • 3/7:独自翻訳版(「,」や「名簿」など日本語が不自然) ←今回
    • 3/9:Paidyコピペ版(日本語は自然)なぜか3月7日の検体だけ、日本語の品質が著しく低下しています。「Paidyコピペ」のツールが一時的に使えなかったのか、あるいは別の低レベルな実行犯グループが割り込んだのか。いずれにせよ、この日は「変な日本語」が飛び交っていた特異日です。
  3. 【変わらぬ特徴:大陸のカンマ】本文:クリックしてください,または、やはりこの**全角カンマ(,)**が使われています。これは日本語入力環境では意図しないと出せない文字であり、海外製ツールによる自動翻訳の決定的な痕跡です。

【ひと目でわかるサマリーBOX】

| 項目 | 内容 | |

| :— | :— | |

| 危険度 | ★★★☆☆(日本語の違和感で気づきやすい) |

| 【手口】カテゴリー | アカウントロック偽装

件名の使い分け(ABテスト)

中華フォント・記号(,) |

| 【なりすまし先】 | メルカリ |

| 見抜くポイント | ①同日に件名違いのメールが来ている

②読点が「,」(カンマ)になっている

③「通知レター」「名簿」などの翻訳調用語 |

| 主なターゲット | メルカリ利用者 |

【フィッシー団長の悪巧み】

クックック…昼は「重要」! 夕方は「ワンタイムURL」!

どっちの件名がお好みかな?

中身はいちいち書き換えるの面倒だから、同じ文章を使い回したぞ。

え? 日本語が変だって?

うるさいな! 3月2日の担当者が休みだったんだよ!

だから翻訳ソフトで急いで作った「名簿」バージョンを送ったのさ。

読めるだろ? 「,」があっても意味は通じるだろ!?ガッハッハ!

【探偵たちの捜査会議】

🐰ペコン:

「うわあああ!先輩!お昼にもメルカリからメール来てました!

こっちは『重要:必ずお読みください』です!

夕方の『ワンタイムURL』の前に、こんなのが来てたんですね。

でも中身を読んだら…あれ?

『異常な動作』『資産への損害』『名簿』…。

夕方のメールと全く同じことが書いてあります!

デジャヴですか!?」

🐱カワミ:

「ペコン君、それはデジャヴじゃなくて『使い回し』だニャ!

証拠①:タイトルの実験

昼は『重要』、夕方は『ワンタイム』。

中身は一緒。

これは『どっちのタイトルならクリックするか』を実験してるんだニャ。

僕たちをモルモットにするなニャン!

証拠②:消えないカンマ

『コピーしてください,』。

昼のメールにも、しっかりこの変なカンマ(,)が残ってるニャ。

やっぱり同じツール、同じ犯人が送ってる証拠だニャン!

証拠③:品質の乱高下

2日にはもっとマシな日本語のメールが来てたのに、7日にはこんなカタコトになってるニャ。

詐欺グループの中でも、スキルの低い奴が担当した日だったのかもニャン!」

🐶みぬ犬:

「その通りだ!

この検体によって、3月7日の攻撃の全貌がクリアになった。

犯人は**『質の低い翻訳テキスト』を軸に、『件名を変えて何度もアプローチ』**していたのだ。

日本語の違和感に気づけるかどうかが、勝負の分かれ目だ!

鉄則を忘れるな!

『同じような内容で件名だけ違うメールが一日複数回届いたら、それはスパムの集中砲火!』

『“通知レター”や“名簿”といった、アプリの世界観に合わない用語は翻訳ミスの証!』

こんな件名だけ変えた手抜きのなりすましメール、自信を持ってゴミ箱にシュートだぜ!」

【みぬ犬の総括】

2022年3月7日のメルカリ攻撃ログ:

  • 13:58 件名「【重要:必ずお読みください】」
  • 16:36 件名「ワンタイムURLのお知らせ」
  • 共通本文: 「異常な動作」「資産への損害」「名簿」「,(カンマ)」

犯人は、この「変な日本語」の本文でも釣れると踏んで、数時間の間に件名を変えて連射しました。

ユーザーとしては、**「件名に惑わされず、本文の違和感(カンマ等)を見る」**という基本姿勢がいかに大切かを教えてくれる事例です。

【この事件から学べる防衛術】

教訓:詐欺師は、件名で化粧する。

今すぐできる対策:

✅ 件名だけで判断しない:

「重要」「ワンタイムURL」「緊急」。

件名はただの客寄せ看板です。店の中(本文)に入って、品物(日本語の品質)を確かめてください。

✅ 変な記号を探すゲーム:

メールを開いたら、まず「,(カンマ)」や「.(ピリオド)」を探してみてください。

一つでも見つかれば、それは海外からの偽メールです。ゲーム感覚でチェックすると見抜きやすくなります。

✅ 連続受信はブロックの合図:

同じ日に似たようなメールが何度も来るのは異常事態です。

1通目でブロックしておけば、2通目の件名違いメールに悩まされることもありませんでした。


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