件名: Amazon利用いただきありがとうございます
送信元 : fuwu@awzj1nh.cn
Cc :
Bcc :
添付 :
日付 : 2021/12/13 14:06:20
中国からの「服務(fuwu)」メール? 雑すぎる2021年のAmazon詐欺
【みぬ犬の独自分析メモ】
今回ご提示いただいたのは、2021年12月13日の検体です。
これは「Amazon詐欺」の中でも、犯人の出自やツールの設定ミスが露骨に出ている、非常に分かりやすい事例です。
- 【送信元が語る正体:fuwu@…cn】送信元:fuwu@awzj1nh.cnまずドメイン末尾が .cn(中国) です。Amazonが中国ドメインで日本のユーザーに連絡することはありません。さらにアカウント名の fuwu。これは中国語のピンインで**「服務(サービス)」**を意味します。犯人は「Amazonカスタマーサービス」のつもりで fuwu と付けたのでしょうが、日本人には伝わらない上に、自ら「中国系グループです」と名乗っているようなものです。
- 【テンプレートの残骸:[RECEIVER_ADDRESS]】メールの最後を見てください。このメッセージは [RECEIVER_ADDRESS]に送信されました。本来なら、ここに受信者のメールアドレスが自動で挿入されるはずですが、プログラムが正しく動かず、変数のタグ(プレースホルダー)がそのまま表示されています。「ここは自動で書き換わるはずだったのに!」という犯人の舌打ちが聞こえてきそうなミスです。
- 【理由のブレと日本語の崩壊】冒頭では「支払い方法が承認されません(金銭トラブル)」と言い、その直後に「異常なアクセスが検出された(セキュリティトラブル)」と言っています。どっちなんだ!? とツッコミたくなる矛盾です。件名も「Amazon利用いただき」と、「を」が抜けているカタコト日本語です。
【ひと目でわかるサマリーBOX】
| 項目 | 内容 | |
| :— | :— | |
| 危険度 | ★★★★☆(偽サイト誘導型) |
| 【手口】カテゴリー | アカウント停止偽装
中国ドメイン悪用(.cn)
テンプレート設定ミス |
| 【なりすまし先】 | Amazon.co.jp |
| 見抜くポイント | ①送信元が .cn(中国)かつ fuwu(服務)
②末尾に [RECEIVER_ADDRESS] が残っている
③支払いトラブルなのか不正アクセスなのか理由が定まっていない |
| 主なターゲット | Amazon利用者 |
【フィッシー団長の悪巧み】
懐かしいな! 2021年の俺様の失敗作だ!
アカウント名を fuwu にしたのは、中国語で「サービス」って意味だからさ。
カッコいいだろ? 日本人にはバレないと思ったんだがな…。
それにしても、最後の [RECEIVER_ADDRESS] は恥ずかしいミスだ!
ツールがうまく動かなかったんだよ!
「お前のメールアドレス宛だ!」って言いたかったのに、ロボットの言葉がそのまま出ちまった!
まあ、それでもリンクを踏む奴はいたから結果オーライだ!ガッハッハ!
【探偵たちの捜査会議】
🐰ペコン:
「うわあああ!先輩!Amazonから『異常なアクセス』です!
しかも『支払い方法が承認されません』とも書いてあります!
ダブルパンチですよ!?
僕のアカウント、踏んだり蹴ったりだ~!
早く『支払方法を更新する』ボタンを押さないと!」
🐱カワミ:
「ペコン君、ダブルパンチじゃなくてダブルミスだニャ!
証拠①:中国からのサービス
送信元を見るニャ。『fuwu@…cn』。
『cn』は中国だニャ。しかも『fuwu』って何ニャ?
Amazonジャパンなら『customer-service』とかにするはずだニャ。
これは犯人の母国語が出ちゃってるニャン!
証拠②:ロボットの独り言
一番下を見るニャ。『[RECEIVER_ADDRESS]』。
括弧付きの変な文字だニャ。
これは『ここにアドレスを入れてね』っていうプログラムの命令文だニャ。
書き換え忘れてそのまま送ってくるなんて、ポンコツなロボットだニャン!
証拠③:どっちつかずの理由
支払いがダメなのか、不正アクセスなのか、話が噛み合ってないニャ。
適当な脅し文句を全部詰め込んだ、闇鍋みたいなメールだニャン!」
🐶みぬ犬:
「その通りだ!
この検体は、**『海外詐欺グループの雑な仕事ぶり』**を象徴する資料だ。
2021年当時から、彼らはこうして質より量の攻撃を続けていたのだ。
鉄則を忘れるな!
『Amazonからのメールが“.cn”ドメインから来たら、中身に関わらず即削除!』
『メール内に“[ ]”で囲まれた謎の英単語があったら、それはプログラムのミス!』
こんな隙だらけのなりすましメール、自信を持ってゴミ箱にシュートだぜ!」
【みぬ犬の総括】
fuwu(服務)というアカウント名は、中国系フィッシングメールでは時折見かける特徴です。
また、[RECEIVER_ADDRESS] のような「変数の露出」は、スパムメールならではの現象です。
正規の企業メール配信システムでこのようなミスが起きることは、まずありません(起きたら大事故としてニュースになります)。
「ミスを探す」。これがフィッシング対策の基本ですね。
【この事件から学べる防衛術】
教訓:Amazonは、テンプレートのまま送信しません。
今すぐできる対策:
✅ ドメインの国別コード確認:
.cn(中国)からのAmazonメールは100%偽物です。
✅ メールの「下」を見る:
本文だけでなく、フッター(最下部)を見てください。
[USER] [DATE] [ADDRESS] などの記号が残っていたら、それは自動生成ツールの化けの皮が剥がれた瞬間です。✅ 日本語の助詞を確認:
「Amazon利用いただき」(を、がない)。
「Amazon登録した」(に、がない)。
こうした「てにをは」の違和感は、翻訳ツールを使った証拠です。
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